野田総理大臣は、早速、TPPに参加したいと宣言しています。このTPPの一つの大きな柱は、農産業の事です。特に、日本はこれから食料自給率が下がって、食料の為にアメリカに頼ります。
しかし、ニュースを読むと、アメリカは大干ばつに入っています。2012年で、アメリカの農作物生産はかなり落ちています。メキシコは、自由貿易交渉でアメリカに頼る事に成って、現在、困っています。
http://www.voxxi.com/drought-new-normal-hundred-year-forecast/
メキシコは、将来のアメリカのトウモロコシを心配して、大量のトウモロコシを買っています。アメリカと自由貿易条約を結んで、メキシコの農家が農業を辞めて、工場で働く様に成りました。それでは、アメリカの干ばつで食料不足状態に入る危険性が有って、暴動が起こる可能性が有ります。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/dfa56730-dcb9-11e1-bbdc-00144feab49a.html#axzz2BxxYEFCB
今年に、アメリカの食料は高く成るでしょう。
http://money.cnn.com/2012/08/02/news/economy/drought-food-exports/index.htm
しかし、これから、将来、どう成るでしょう。残念ながら、科学的に干ばつの問題を勉強すると、これより世界の干ばつ、特に、アメリカの干ばつが、急に激しく成る事しかないです。
数多くの日本人はアメリカが強い国と信じて、どう言う問題が有っても、アメリカは頑張ってその問題の解決を見つけると思っています。
私はアメリカに産まれて、アメリカを見ると、アメリカ人はあまり一緒懸命に働かないし、現在の社会の問題に対してほとんど知識が有りません。
何故その数多くの日本人がアメリカを頼ると、日本の将来が安全と思っている事に対して、昔から不思議と思っています。
この真実を考えると、日本はアメリカとTPP(環太平洋連携協定)を結んで、大丈夫ですか?
私は、11月5日に、第1回勉強会で、この問題について語りました。
下記は、そのプレゼンテーションの内容です。
2008年夏で、干ばつの勉強を始めました。何故か、
オーキフェノーキー湿地の沼で火災が有りましたから。
オーキフェノーキー湿地の沼です。
私は子供の時に、有る漫画、"POGO"を大好きでした。POGOは、そのオーキフェノーキー湿地の沼で住んでいるフクロネズミです。これは、アメリカのベトナム戦争時代、それと、この漫画で出た文章はすごく有名に成りました。"We have met the enemy, and he is us."
昔から英語で決まりの文章は、"We have met the enemy, and he is ours."と有りました。この意味は、戦場で、我々軍が敵軍に会って、勝ちましたと言う意味です。
その漫画です。
この意味は、POGOと友達の動物のキャラクターが、オーキフェノーキー湿地の沼が人間が捨てたゴミで、生活が大変です。この言葉の意味が、人間が人間の最もひどい敵です。
ニュースで、このオーキフェノーキー湿地の沼は火災と読んで、びっくりしました。その時から、アメリカの干ばつの勉強を始めました。このジョージア州は昔から熱帯に近い地域ですから、どうしてその沼地が火災に成りますか?と思いました。
やはり、アメリカの東南地区の干ばつの原因は、アトランタ市のヒートアイランドと解決しました。
http://tokyomaxtalks.blogspot.jp/2008/08/blog-post.html
http://tokyomaxtalks.blogspot.jp/2008/09/part-ii-atlanta-heat-island-part-ii.html
大きな証拠は、ハリケーンフェイでした。2008年に、アトランタ市の干ばつはとても厳しかったです。ハリケーンフェイで、干ばつが終わると言う望みが有りました。天気予報で、アトランタ市に直接当たるはずでした。
ハリケーンフェイの予想のコース
しかし、こう言うコースで進みました。この90度で回る事はおかしいです。原因は、アトランタ市のヒートアイランドです。
最近の 30年間は、各10年間が温度が高い記録に成っています。
アメリカの大西部の山の雪塊は少なく成っています。
May 2012 Really Terrible
May 2011 Excellent
May 2010 Very Poor
May 2009 Poor
May 2008 So-so
May 2007 Terrible
May 2006 Poor
May 2005 Good (south) Poor (north)
May 2004 Terrible
May 2003 Very Poor
May 2002 Terrible
May 2001 Really Terrible
May 2000 Really Terrible
May 1999 Very Good
May 1998 Good (south) Poor (north)
May 1997 Good
May 1996 Poor
May 1995 Very Good
Really terrible=とてもひどい Excellent=素晴しい Very Poor=とても悪い Poor=悪い So-so=まあまあ Good=良い Very Good=とても良い
http://www.wcc.nrcs.usda.gov/cgibin/westsnow.pl
雪塊(せっかい)は、英語でsnowpackです。
今年、雪塊はとても少ないので、ロッキー山脈のヒートドームが出来て、干ばつが東へ進みました。
2011年7月アメリカの干ばつの地図です。
2012年7月アメリカの干ばつの地図です。
虫は北へ移動していて、森林でも農作物への影響が有ります。今年は、アメリカで森林火事が記録です。森林が消えると、砂漠が広がります。
帯水層の水が減っています。アメリカのミシシッピー川の西の地域で、帯水層から農業の為に水を引き上げる場合は多いです。
宇宙から見たカンザス州の農業です。丸の中央にポンプが有って、パイプが回って水をまいて、この丸の形が出来ます。
http://www.youtube.com/watch?v=U6caPFpamK8
オグララ帯水層の地図です。帯水層の水が限界も有り、まもなくなく成ります。アメリカ大西部の州が、他の水源が有りません。
ミシシッピー川で、貨物の運搬はだんだん不可能に成っています。
ミシシッピー川の荷船の風景です。これは、普通の時のミシシッピー川です。
現在の干ばつで浅く成ったミシシッピー川です。下の写真の右側で、遊覧船が有ります。勿論、水がないから、動きません。
この浚渫船は、ミシシッピー川を掘っています。
この荷船一隻の荷物を運ぶトラックは、58台が必要です。上の写真の農作物は、トラックで運ぶと2,030台が必要です。アメリカ農作物の60%は、ミシシッピ川で港まで運びます。
この荷船は、少なくても9フィート(2.7メートル)の川の深さが必要です。上記の遊覧船の写真は、ミシシッピ州ビックスバーグ市で、川の深さは5フィート(1.5メートル)しか有りません。
浚渫船は頑張っていますけれど、農作物の運搬が遅れていますし、農場で腐っている農作物が多いです。
2012年アメリカのオクラホマ州の土の水分チャート
2012年農作物の影響:
トウモロコシ27.6%減少、大豆11%減少、ソルガム(モロコシ)25%減少の生産です。
将来にどう成るでしょう。
1930年代のダスト・ボウルで、500,000人が難民に成って、餓死した人々がいました。
現在の干ばつは、アメリカ全土の60%以上です。難民と餓死の人の数が、何千万人でしょう。これで、アメリカ政府、社会が破壊に成ります。
アメリカの畜牛、豚、家禽工場式農場場所です。現在の干ばつの深い所に有ります。水がないと、畜牛、豚、家禽の存在が不可能で、動物が死んでいます。2013年から肉の値段がだんだん高く成って、2014年までほとんどのアメリカ人は肉を食べられません。
1930年アメリカの難民の写真です。しかし、この写真を見ると、心の強さを見えます。彼らは努力して、頑張りました。
現在の普通のアメリカ人の写真です。どう考えても、私は1930年代のアメリカの強い心を見つけません。
"Heart Attack Grill"のメニューです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Heart_attack_grill
https://www.google.co.jp/search?q=heart+attack+grill&hl=ja&prmd=imvns&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=z_agUNu5Gqahigeh4IDYCw&sqi=2&ved=0CDMQsAQ&biw=1601&bih=911
アメリカ人は大量の肉を食べる事を当たり前と考えています。これから、干ばつで、肉を食べられなくなると社会混乱に成るでしょう。アメリカ側からでも、TPPは無理でしょう。
まもなくの将来の干ばつの予想です。地球の北半球で、日本とロシア以外はすべて砂漠に成ります。
日本の将来の為に、ロシアで農場を開発するべきです。
シベリアで頑張っている日本人農家の写真です。
http://roshianow.jp/articles/2012/07/31/38265.html
メキシコは食料の事をアメリカに頼ると、自分達の運命を選べません。これは、将来の日本の運命ですか?私はTPP大反対ですし、これから、日本が自分達で自分達の運命を作るべきと思います。
ところで、勉強会「日出処から日米関係の哲学」は、第2回も計画中です。決定したら、このブログに投稿します。
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